それから NOZZE vol.5 五代さん【10】
「事情があって、2週間ほど会えないし、連絡もできません…」
そう書いてあったけれど、×××××からの最後のメールは、2週間もたたないうちに届きました。
彼の正体を知った日から、数日後の週末。こんなメールが届きました。
「もう遅いかな…?もし許してくれるなら、連絡ください」
このまま無視しようか、それとも…。
1時間ほど、どうしたものかと考えていると*1、もう一通、メールが届きました。
「返事ないし、もうええわ。今までありがとうございました」
どんだけ気が短いんだ、自分は数日待たせたくせに(待ってないけど)…。
非難する気力もうせました。
こうして、×××××との関係は終わりました。
彼の正体が書かれた書き込みを見つけたときは、あまりの驚きと、AさんBさんの奇跡のコラボでちょっとハイになっていたのですが、落ち着いてみると、だんだん怖くなってきました(遅い)。
私は、ネットで人と知り合うこと、その人と二人で会うことを、特に怖いとは思っていませんでした。
嘘をついているかどうか、危ない人かどうかは、たとえメールではわからなくても(わかる場合も結構ありますが)、会って、顔を見て 話せば、すぐにわかるんだから、と思っていたのです。
でも世の中、いろんな人がいます。
×××××のプロフィールが、もっと完璧に華麗なものなら、疑ったでしょう。
家庭に恵まれず、学歴もなく、スマートさはないけれど、人一倍努力してやっと認められた、と言われて、真に受けた。
そんな人だから(嘘なんだけど)、惹かれた。
まあ、そんな立志伝中みたいな人、現実になかなかいないですよね。
でも失恋を上書きするには、これくらい現実離れしたエピソードが必要だったのかな、と今となっては思います。
この文章を読んでくださったみなさんにgoogle先生のご加護があることを願って、今日のところは筆を置きます。
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*1:もちろん復縁ではなく、なんと言って非難してやろうかを考えていた