match.com 体験談vol.3 馬塚さん
さて、小悪魔的妹に翻弄される牛ノ森さんにげんなりして、やりとりを終えたまりもでしたが、実は牛ノ森さんと並行してやりとりしている方がいました。
その方の名は馬塚さん（仮名）。ちょっと特殊な専門職についている馬塚さんは、穏やかで知的な印象の方。お仕事の話も興味深いもので、良好なメール交流が続いていました。
そんな馬塚さんから、お会いしてみませんかと提案があったのは、牛ノ森さんとお会いした直後のことでした。
提案された場所は馬塚さんが住んでいる場所から程近いB駅。B駅はまりもの住んでいる場所からは電車で片道1時間ちょっとかかるのですが、おしゃれなお店が多い街として有名な場所なので、地元の人に案内してもらえるのならよい機会です。馬塚さんの提案の通り、休日のお昼にB駅前で待ち合わせて、お昼ご飯を一緒に食べることにしました。
ただ、ひとつだけ不安があって、馬塚さんもまた、プロフィールに写真を載せていらっしゃらないのです…。
外見の説明は、背が高く細身で短髪、眼鏡、という情報のみ。
プロフィール上はT.Y似でスポーツ体型だった牛ノ森さんの記憶が鮮明なため、一抹の不安が胸をよぎります。会う前に写真を送ってもらうことも考えましたが、もう会う約束をしてしまった後で、写真を見て断ることは気まずくてできないだろう、ならばもう、写真を見ないままお会いしてみよう、とまりもは覚悟を決めました。
このときの気持ちは、今思い出してみても「期待」とは遠く、やはり「覚悟」という響きがぴったり来るのです。予感めいたものがあったのでしょうか…。
当日、はるばる訪れたB駅に待っていたのは、鶴のような痩躯、有名人にたとえるとガンジーに似た風貌の馬塚さんでした。髪は短髪、というよりはボリュームが…。
しかし、まりもが本当に失望したのは、馬塚さんの容姿ではありませんでした。容姿、特に髪の毛のボリュームなどは、本人の努力や心がけでどうにかなるものでもないでしょうし…。
まりもが失望したのは、「初めまして」と挨拶したまりもに対して、挨拶もそこそこに馬塚さんが発したせりふでした。
「よかったー！いざ会ってみて無理って感じの外見の人だったら、どうしようかと思ってたんですよ」
どの口が言うか（怒）！
まりもは加工もしていない自分の写真をプロフィールで公開しているのであって、自分の写真を公開していない人にそんな風に言われる謂れはありません！！
そんな心配をする暇があったら、自分の容姿が相手に無理かもと思われる心配をしなさい！！
今だって実は、結構そうなんですよ！！！
もしかすると馬塚さんは、まりもの容姿を褒めてくれたつもりなのかもしれませんが、もうその場で帰りたいほどイラっとしました（せっかく来たのでお昼は食べましたが）。
★婚活ソリューション★
- プロフィール写真は公開しておいたほうがいいです。
- 中途半端な褒め言葉は、上から目線な印象を与え、お相手の気分を害する危険があります。照れ隠しなんて格好悪いです。時には冒険も必要と思って、思い切り褒めましょう。いや、そこまで褒めるほどじゃないし、と思うなら、中途半端なことは言わないで黙っていましょう。
▼写真については、こちらにも書きました
