平気で嘘をつく人 NOZZE vol.5 五代さん【9】
そのページを夢中で読み続けました。
何度も何度も。
1時間ほど経ったころでしょうか。
着信音に携帯を見ると、×××××からのメールが届いていました。
メールはこんな文面でした。
「事情があって、2週間ほど会えないし、連絡もできません。これで別れることになっても仕方ないと思っています。」
???
さっき入手した情報がなければ、このメールを見て混乱したと思います。
彼の身に何があったんだろうと心配したかもしれません。
けれど、彼の正体を知った後では、もう二度と会うつもりもなかったので、会えないというのなら好都合。そのまま返信もせず放っておきました。
そして、だんだん興奮も冷めてきたので、頭の中で状況を整理してみました。
あの過去ログの内容は、きっと事実でしょう。妄想で書けるようなディテールではありません。
そして最低の嘘つき男××××××が、私が付き合った×××××と同一人物であることは間違いないでしょう。珍しい名前で、外見、行動の特徴も一致しているうえ、感じた違和感も事実を知ると腑に落ちます。
把握できた×××××の経歴をまとめると、
Aさんと婚約(このとき経歴や職業、資格を詐称)。
↓
△△県に転勤。ほどなくして、別の女性と同棲し、Aさんとは音信普通に(このときAさんに借りていたお金を踏み倒す)。
その後、△△県の新しい女性とも破局。
↓
Bさんと出会い、出来婚。
婚姻中も生活費を家に入れることはなく、資格を偽って就職、他人の車を騙し取る、無免許運転、身分を偽って車のローンを組もうとする(販売店に発覚し未遂)、など様々な違法行為におよぶ。
↓
Bさんと離婚。請求された慰謝料、養育費はもちろん払わない。
↓
なんだかんだあって、ドバイへ。
↓
日本に帰国してまりもと出会う←当時ココ
病的な嘘つきですが、ちょっと考えれば、すぐにばれるような嘘ばかりで、周到な詐欺師のようなタイプではありません。
Aさん、Bさんからは、若干のお金を騙し取っていたようですが、それが主目的ではなく、その瞬間その瞬間に、欲しいものを手に入れたい、自分をよく見せたい、という欲望しかない人なんだと思います。
だから長い時間を一緒に過ごすと綻びが出てしまい、他人と関係を築くことはできません。
瞬間、瞬間だけを見ると、魅力的に見えたりするのですが、それは作りたいように作り上げた虚像なのだから、魅力的で当然なのです。
×××××は、きっと今も女性を騙しているのでしょう。
いや、その瞬間、瞬間には、彼は嘘をついているとか、騙しているというような意識もないのかもしれません。
婚活女性には、気をつけていただきたいです。
▼×××××に出会った後、気になって買った本
文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)
- 作者: M・スコット・ペック,森英明
- 出版社/メーカー: 草思社
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