NOZZE vol.1 一の瀬さん【4】 会えない理由
さて、ランチのお店を探して、並んで歩き始めた一の瀬さんとまりもでした。
一「…て……すか?」
ま「え?」
一「もう…て…長いんですか?」
ま「え?」
一「もう活動されて長いんですか?」
ま「あ。いえいえ。まだ2週間ほど前に入会したばかりで、一の瀬さんは登録してすぐにアプローチくださったんです^^」
一の瀬さんは、声も小さいのでした…。
男性でこんなに声が小さい方はあまり見たことないかも、というくらいか細く小さい声でした。
小柄で小動物っぽい雰囲気に似合ってはいましたが…。
それにしても。
まりもは、一の瀬さんから最初に発せられた質問が「NOZZEで活動を始めて長いのか」だったことの意味が気になりました。
なぜそんな風に思ったのでしょう?
まりもが一の瀬さんの立場だとして、
初対面で魅力的な人だと感じたら、「こんな人が長らく婚活市場に残っているわけがない。チャンス! 早くこの人をものにしたい!!(ガツガツ)」となると思います。
長く婚活していそうだと思う = この人はあまり魅力がないし、婚活も難航しそう、という印象だということでしょうか…。心外です(まあ、実際、その後長く婚活するわけですが)。
まあ、詮索してもしょうがない(2回目)。
ま「一の瀬さんは、登録されてから長いんですか?」
一「半年くらいです」(以下、聞き取れず「え?」と聞き返すやりとりは省略)
ま「だったら、もう結構たくさんの方お会いされたんですか?」
一「以前、別の方と一度お会いしたんですけど、予定が合わなかったりでなかなか会えなくて…」
途切れ途切れの一の瀬さんの言葉をまとめると、
- メール交換した人は何人かいるが、予定が合わず、面会に至ったのはまりも以外には一人だけ
- その一人とも、予定が合わず、二回目以降会えていない
それって、予定が合わないんじゃなくて、振られているんでは…。
だって一の瀬さんはカレンダーどおりの週休二日。まりもとはすぐに予定が合って、メール交換から2週間で会えているのです。
- 本当に予定が合わなかっただけ
- 予定が合わなかったわけではなく、お断りの言い訳だったけれど、一の瀬さんはそれを信じている
- 予定が合わなかったわけではなく、お断りの言い訳だったことも理解しているけれど、それを初対面のまりもに言うのが嫌なので、あくまで予定が合わなかったことにしている
本当のところは、わかりません。
2と3の間くらいかな(なんとなく振られたことに勘付いてはいつつも認めたくない)、と思いますが、詮索してもしょうがない(3回目)。